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貴重な写真を家族の思い出として残すために。〜写真を残す手段について〜

あなたのスマートフォンやパソコンは、何気なく撮影した画像データで内蔵メモリを圧迫していませんか?指1本で簡単に撮れる画像は、気づけば何の整理もつけず、ただただ撮りためている状態になっています。しかし大量の画像データの中にはその時にしか撮れない貴重な写真が存在するものです。貴重な写真は家族の想い出として残しておきましょう。ここでは想い出として残すべき写真、写真を残す手段について解説します。面倒だからと画像を一斉削除する前に、この記事を参考にしてください。

家族に想い出として残すべき写真とは

人は後になって見返しながら家族と語らうために、写真を撮影し、残すのではないでしょうか?しかし無作為に撮りためた写真は無駄が多く、保存に値しないものもあります。写真本来の目的に立ち戻り、一旦整理した上で登録し、残しておきましょう。写真本来の目的とは己が目にした一瞬を切り取り、大切な想い出として後に残す、という意味です。あなたの残しておきたい写真、大切な想い出を再確認してみましょう。

風景を残す

旅行や出張で訪れた見知らぬ土地は、普段目にする風景と違い、驚きと感動に溢れています。その土地を訪れた記憶をいつまでも確かなものにするために、撮影した写真は残しておきましょう。大量に撮影した写真の中から、その土地の特徴がはっきりと写し出されているものを厳選してください。撮影場所、撮影年月日、訪れた理由や当時の心境など合わせて保存しておけるとよいですね。

自分の人生を残す

自分が生まれたときの写真は何度も見返す1枚です。当時の記憶は自分にないので、写真だけが自分を知る手がかりとなります。入学、卒業、結婚、転居など写真はあなたの人生を写し、後々の記憶を補完する手立てとなるでしょう。不動産や骨とう品など資産価値のあるものを写真にして残しておくと、後で相続が発生した際、確かな資料として役立ちます。

子どもの成長を残す

子どもの成長はあっという間であり、目まぐるしく日々更新されていきます。去年乗れなかった自転車が今年は乗れるようになり、満面の笑顔を見せてくれるでしょう。その笑顔は子どもの成長の証であり、その一瞬でしか出会えません。子どもの成長を残した写真は、子育てをがんばったお父さん、お母さんの胸に輝く勲章です。

亡き人、先祖を残す

親しい人が亡くなったあと、手元にある写真が遺影だけではさみしくやるせないものです。その人と過ごした、その人の人生が写し出された写真を数点残しておいてください。古い家には代々当主やその妻の遺影が飾られている場合があります。これらの写真は年月が更に経過すると、劣化したり色落ちしたりしてしまうので、写真が鮮明であるうちに複製をとり、家系図と共に残しておきましょう。裏面には写っている人の名前や撮影年月日、享年齢、コメントなどが添え書きされています。添え書きと共に写真をデジタル化し、後世に伝えてください。

写真を残す手段、3つの方法

写真を残す手段は大きく分けて3種類あります。プリントする、記録媒体に残す、オンライン上に残す、などの方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。できる限り長く良質な画質が保たれるよう、自分に合った保存方法を選択しましょう。

プリントしてアルバムに

写真をプリントし、アルバムやフォトブックに残す方法はオーソドックスではありますが、需要があります。プリント写真はいつでも手元に置け、誰でも見られるので、こうしたアナログな写真保存方法が完全に廃れることはないでしょう。思い入れのある写真を気に入ったフレームに入れ、室内に飾ると立派なインテリアになり、家族の想い出としていつまでも眺めていられるのがメリットです。しかし天災や不慮の事故、火災によって消失する可能性があります。消失する、劣化する、色落ちするのがプリント写真のデメリットです。

HDD、CD-Rなど記録媒体

外付けのHDD、CD-Rなどの記録媒体に複製として保存する方法があります。劣化もなくパソコン本体にトラブルがあっても、媒体に保存しておけば消失を免れます。しかし後年になり、記録媒体に変化が起こったときは、従来の保存形式では保存、再生できなくなるかもしれません。従前のHDDやCD-Rが対応していないパソコンが主流になることも考えられます。記録媒体に写真を残す場合、保存形式が変更になる前に、別の保存方法でバックアップしなければなりません。

オンライン上に保存する

オンライン上に写真を残すには、クラウドサービスを利用する、SNS上にアップするなどの方法があります。インスタグラムに代表されるようにSNS上で写真をアップする方法は一般的となりました。パソコンやスマートフォンにトラブルがあっても、SNS上のデータはそのまま保管されます。SNS上の写真保存は誰でも見られる点がメリットであり、デメリットでもあるといえるでしょう。写真公開の範囲を限定しても、転載など著作権問題にかかわるトラブルは防ぎきれません。大切な写真を勝手に加工・編集されてしまうと、あとには想い出ではなく、後悔を残す結果となってしまいます。オンライン上に写真を残すならば、セキュリティのしっかりしたクラウドサービスをおすすめします。

クラウドサービスに写真を残そう!

オンライン上のクラウドサービスとはインターネットを介したデータ保管サービスです。クラウドストレージとも呼ばれます。写真保存に適したクラウドサービスはGoogle フォト・iCloud・Amazon Photosなどが人気で、便利に利用されているようです。人気の理由は同一アカウントで複数のデバイスからアクセスでき、同期や共有が簡単に行える点でしょう。本人が複数か所で利用するにはとても便利ですが、何らかの事情でアカウント、パスワードが不明になると、残された人は閲覧すらできません。本人が去ったあとの記録として写真を保存するには、アカウントを誰かと共有する必要が生じます。オンライン終活支援サービス・サラスのエンディングノート作成機能を使うと、配偶者、家族とアカウントの共有が可能です。大切な写真やデータをいつまでも家族に残しておけるのが、サラスの大きな特徴といえるでしょう。

まとめ

写真を家族に想い出として残すには、プリントする、記憶媒体に保存する、オンライン上に保存する、などの3つの方法があります。オンライン終活支援サービス・サラスのエンディングノート機能を利用すると、家族とアカウントを共有できるので、後の世界に大切な写真を残しておけます。