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遺品整理とはどんなもの?いつから始めればいいのか注意点も解説

故人の思い出の品をみんなで残して引き継いでいく遺品整理。 

いざ始めようと思ってもどうすればいいかわからない。 

そんなあなたのための記事です。  

さっそく解説していきますね。 

遺品整理とはどんなものか 

遺品整理とは故人の遺品を整理することを言います。 

遺品とは生前に故人が所有していたものをいい、様々なものがあります。 
・貴重品  
・思い出の品  
・衣類 
・家具や家電製品  
・食料品 

その中で遺品として残しておくものと処分するものを分けることが大事です。 

遺品は遺族同士で分け合うことが多いですが、価値観が違うこともあり慎重に話し合いを行う必要があります。 

遺品整理を初心者が進めるための手順とは 

遺品整理を初心者が進めるための手順はどういった流れがよいのでしょうか? 

具体的には以下の内容に沿って進めるのがおすすめです。 

1. 遺品整理を行うスケジュールを決定する
2. 遺品として残しておくものと処分するものを分ける 
3. 仕分け後、残しておくものは遺族で分配する 
4. 不必要なものは廃棄か買取処分を行う 

順を追って解説していきます 。

遺品整理を行うスケジュールを決定する 

遺品整理を行うスケジュールを遺族で話し合って決定しましょう。 

目安は葬儀の後か四十九日後がいいでしょう。 

なぜなら親族が必然的に集まるタイミングなので協議がしやすいからです。 

整理に必要なものや部屋分けをしておくとスムーズに整理が進みます。 

遺品として残しておくものと処分するものを分ける 

スケジュールが決定したら遺品の分類作業に入ります。 

遺品分類の優先順位としては資産価値のあるものから始めましょう。 

相続に関することは期限が設けられており、法的な手段が必要になる場合があるからです。 

まずは以下の貴重品を探しておきましょう 

・身分証(免許証、保険証、マイナンバーカードなど) 
・金融機関の通帳やキャッシュカード 
・有価証券 
・契約書、請求書 
・不動産関連書類 
・印鑑 
・金庫の鍵 

家電、衣類などで資産価値があるものは専門家に依頼し対処してもらうのがいいでしょう。 

仕分け後、残しておくものは遺族で分配する 

仕分けが終了したら、遺族で形見分けを行います。 

形見分けとは故人の愛用品などを話し合いで受け渡しを行い、故人の思い出を共有することです。 

一般的にはアクセサリーや衣類、写真などを指します。 

ただし高価なものや現金は相続税の対象になり、後々トラブルに発展する可能性がありますので注意が必要です。 

不必要なものは廃棄か買取処分 

食器や衣類、書籍等で不要な物は廃棄処分か業者に買い取ってもらいましょう。 

不用品の処分はかなりの労力と時間を要するので、思い切って遺品整理専門業者にお願いするのもいいかもしれません。 

専門業者ならまとめて処分や清掃まで行ってくれるので非常に助かります。 

遺品整理で失敗しないためにはどうすればいいか 

遺品整理で失敗しないためにはどうすればいいか解説していきます。 

大まかにわけると以下になります。 
・資産状況の確認から行う 
・安易に遺品を処分しない 
・1人で遺品整理を行わない 

順に解説していきます。 

資産状況の確認から行う 

まず把握が必要な資産状況の確認から行いましょう。 

相続税の申告は故人の死亡後10ヵ月以内と決まっているからです。 

近年は金融機関の口座や株式の売買、仮想通貨などオンラインで完結できます。 

生前から故人とデジタル資産について理解を深めておくのが理想的です。 

安易に遺品を処分しない 

とくに注意が必要なのは大切な遺品を誤って処分してしまうこと。 

金融資産関係の書類を誤って処分すると、トラブル発生の元になります。 

不明な遺品が見つかったら安易に処分せず遺族で相談して対処しましょう。 

1人で遺品整理を行わない 

遺品整理は必ず複数人で行うようにしましょう。 

金品の隠ぺいなど相続のトラブルに発展する可能性があるからです。 

また1人で行うのは非常に時間と労力が伴います。 

遺族で分担しあって整理に取り組みましょう。 

まとめ 

今回は遺品整理について解説しました。 

遺品整理は、故人の遺品を整理することを言います。 

始めるときは相続税の期限があるため、資産状況の確認から行いましょう。 

始めるときの手順は以下になり、 

1.スケジュールを決定する 
2.遺品として残しておくものと処分するものを分ける 
3.仕分け後、残しておくものは遺族で分配する 
4.不必要なものは廃棄か買取処分 

また失敗しないためには 
・資産状況の確認から行う 
・安易に遺品を処分しない 
・1人で遺品整理を行わない 

ことに注意して取り組みましょう。 

遺品整理は意外と時間と労力がかかります。 

あせらず長期目線で取り組むよう心がけましょう。 

故人が遠方でなかなか整理が進まない場合は専門業者に依頼するのもひとつの方法です。 

特に賃貸で時間の制約がある場合は、短期間で終了し非常に有効的です。 

わずらわしい場合や困ったときは専門家に相談してみるのがいいかもしれません。