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遺品整理をスムーズに進める方法|自分で行うコツと業者選びの注意点

遺品整理とは、亡くなった方の遺品を整理して仕分け、形見分け・リサイクル・処分などによって部屋を片付けることです。 
遺された遺品を丸ごとゴミとして廃棄することではありません。 

遺品整理を行うことによって、ご遺族の気持ちに整理もつき、改めて亡くなった方とのお別れをすることができるでしょう。 

何から取りかかればいいか、いつまでに終わらせるべきなのか、遺品整理について詳しく解説いたします。 

遺品整理を始める適切なタイミング

遺品整理を無理に始める必要はありません。 
タイミングは人それぞれ。 
葬儀やお墓など、供養の段取りが済んでから手をつける方がほとんどです。 

親族や自分の都合をを考えて、できることから始めましょう。 

遺品整理はいつまでに終わらせるべき?時期を考えて取りかかった方がいいケースとは

遺品整理をいつまでに終わらせておくべきか考えておいた方がいいケースは、故人の住居の明け渡しを行う必要がある場合です。 

①故人が賃貸で一人暮らしだった場合

故人が住んでいた賃貸物件の契約を終了したい場合は、早めに遺品整理の計画を立てましょう。 
家を片付けて明け渡さなければ、家賃の支払いが続いてしまいます。 

まずは賃貸契約をいつ打ち切るか計画し、不動産会社や大家さんと物件の明け渡し日を決めましょう。 
2年に1度の契約更新のタイミングが近づいていないかも確認しておくとよいでしょう。 

②故人が持ち家に住んでいた場合

家賃のかからない持ち家の場合は、遺品整理を急ぐ理由はありません。 

遺品整理の方法・進め方

・スケジュールを決める 
・必要なものと不要なものを仕分ける 
・遺品を形見分けする 
・不用品を処分する 

遺品整理が一日で済むことは稀です。 
よっぽど物が少ない場合を除いて、基本的には何度かに分けて段階的に進めることになるでしょう。 

貴重品の整理は先に済ませまるのがポイント 

現金、通帳、印鑑、権利書や契約書、買取価値のありそうな貴金属や家財などは、あらかじめ把握しましょう。 

自分で遺品整理をするコツ

遺品整理は、思いのほか時間がかかるものです。 
自分でできることから、どんどん進めていくことが大事です。 

・「残すもの・不要なもの・後で考えるもの」の3つに仕分け、まずは悩まず手早く進める。 
・捨てていいのか判断がつかないものは、後でまとめて家族に聞く。 
・処分しがたい思い出の品は、写真に収めて処分することも考える。 
・大型の家具などは、無理せず人の手を借りる。 

業者に依頼して遺品整理をする方法

自分で遺品整理をすることが難しい場合は、専門業者に依頼することができます。 
遠方に暮らしている場合や、遺品整理にあまり時間を割けない場合は、業者の手を借りることを考えてください。 

家財すべてをお願いするのか、自分でできなかった部分だけを依頼するのかを決めて、見積もりを取りましょう。 

業者ごとの特徴

何をどこまで依頼したいかによって、選べる業者の選択肢が変わります。 

・遺品整理の専門業者 
・便利屋 
・不用品回収業者 

①遺品整理の専門業者

遺品整理の専門業者は、遺族に代わって遺品の仕分けを行い、残す物の引き渡し、不用品の買取り・処分まですべてを行います。 
どういったものは残して欲しいか、処分する前に確認したいのか、しっかりと事前に伝えましょう。 

②便利屋

便利屋にも遺品整理を依頼することができますが、専門業者と違って遺品整理のプロではないことを承知の上で検討しましょう。 
遺品の仕分けの判断ができる人が現場に立ち会って、しっかりと指示出しすることをおすすめします。 
重い家財の搬出だけを手伝ってもらうことなどもできます。 

③不用品回収業者

仕分けはせずに、遺品を不用品としてすべて引き取ってもらい処分する場合に利用できます。 

費用相場

遺品整理の料金は、基本的には荷物の量で決まります。 
処分品の中に価値のある物があれば、買取金額分が値引かれます。 

遺品整理を業者依頼する場合の注意点

・見積もりの内訳が明示されていること 
・電話や見積もり訪問時の対応が丁寧であること 
・追加料金の有無を確認すること 
・相見積もりを取って適正料金であるか確認すること 

遺品整理は料金基準や、作業手順が各社でバラバラです。 
業者依頼する場合は任せきりにせず、信頼できそうかを見極めることが重要です。 
料金に関するトラブルなども、消費者センターで聞かれます。 
極端に料金の安い業者は、安いなりの理由があるので、注意が必要です。 

遺品整理のポイント

・遺品整理とは、遺品を仕分けて、今後の扱いや行き場を決めること。 
・始めるタイミングは人それぞれ。葬儀やお墓などの供養が済んでから手をつけましょう。 
・専門業者に依頼する場合は、信頼できそうな業者選びをすることが大事。 

遺品整理を済ませた後で後悔しないためには、遺品をちゃんと仕分ることが重要です。 
スムーズに終えるために、必要に応じて業者を利用して遺品整理を進めることを検討するとよいでしょう。