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自分と家族の大切な情報を組織的にまとめて、いざというときの相続や終活の対策を万全にする方法とは?

自分自身の情報や家族の情報をバラバラで保存していると、万が一亡くなった場合に、財産や資産がどのくらいあるのか、またどんな契約をしていたのかがわからなくなってしまいます。
平均寿命が延びており、現役として仕事をしていると、自分の身に何かが起きて突然亡くなる可能性を考えることは難しいでしょう。しかし、突然亡くなる事態が起きれば、残された家族は、死後の手続きに追われることになってしまいます。もし自分が亡くなっても家族が困らないようにするために、日頃から家族とデータ共有をしておくと良いでしょう。
本記事では、家族とのデータを残す方法や、どんな情報を何のために残すべきかをご紹介します。

データを残す方法とは

家族にデータを残す方法はさまざまあるため、代表的なものを見ていきましょう。

パソコン上に残す

家族にデータを残す方法としてパソコン上にWordやExcel、メモ帳などを活用するやり方があります。Wordなどを活用すれば、現在の情報だけではなく、新たに契約した情報やアカウント情報、内容やコメントまで記述できるため、汎用性高く利用ができます。
ただし、家族は、パソコンのどこにそのファイルが入っているのかがわからず、またパソコンのパスワードもわからないため、仮に作成していることを知っていたとしても見られないことがあります。家族には、あらかじめパスワードを伝えておき、どこのファイルに保存してあるのかを伝えておく必要があるでしょう。

クラウドサービスを利用して残す

オンライン上のクラウドサービスを活用して、データを残す方法があります。クラウドサービスとは、使う人がサーバーやソフトウエアなどを持っていなくてもインターネット経由で、必要なサービスを利用できることです。パソコンなどにインストールしなくてもアカウントを作成しておけば、データの作成や保存などができ、見たいときにアクセスができます。

ノートなどで筆記して残す

昔から行われている方法として、ノートなどに筆記する方法があります。ノートの保管場所を家族に伝えておけば、いつでも確認ができます。ただし、リアルタイムに契約した内容を更新することが難しく、すでに解約したものがノートに記述されたままになるため見づらくなります。
また、契約内容などを更新する場合、新たにノートを書き直すなどの手間がかかります。現在あるものを残す方法としては優れており、筆記されていることで見やすくなり、データが紛失するような事態もないため使いやすいです。新たにノートを書き直すような手間をどうするかを考え、例えば年に1回は更新するなどのルールを決めて活用すると良いでしょう。

「サラス」を活用する

「サラス」というオンライン相続支援サービスを活用する方法があります。「サラス」のサービスには、「相続対策の提案書作成」や「エンディングノート」の作成、「データ共有」は完全無料となっています。エンディングノートを作成して家族に残す方法や、パソコンで作成したデータを「サラス」に残すことで、家族が見たいときに内容を確認できるようになります。
また、作成にあたって基本料が無料で活用できるものとして「財産目録」の作成があり、月額500円で利用できる「遺言書作成サービス」もあるため必要なものを活用すると良いでしょう。
「サラス」では、終活の始め方や相続のトラブルを起こさないための対策などを家族で共有できるサービスとなるため、もし終活や相続で悩むことがあれば、「サラス」を活用してみると良いです。

どんな情報を残すべきか

実際にどんな情報を残すべきかを紹介します。

自分や家族の基本情報

基本情報には、生年月日や本籍地、家族や家系図といった相続で活用される情報の他、学歴や職歴、資格、自分の誕生から現在までの自分史的な情報、趣味や特技、交友関係などもあるでしょう。死後に家族に残すだけではなく、自分自身の今後の人生に生かすこともできます。

連絡先情報

スマホなどに入っている連絡先をすべて残すのではなく、大切な人や死後に葬儀に参列してもらいたいと考えている人を対象として残しておくと良いでしょう。

財産や資産情報

銀行口座などの預貯金や、金庫に保管している現金などの資産や、通帳・印鑑などの貴重品の保管している情報があります。その他年金証書や保険証書、不動産や株などの有価証券、貴金属、骨董品などのコレクションなども情報として残しておくと良いです。
とくに家族であっても知らないことが多いため、あらかじめ家族に情報共有しておくことで、相続時や手続きなどの対応がやりやすくなります。

契約などの手続きに関する情報

賃貸契約や金銭消費貸借契約などの契約書の保管場所や内容などの情報があります。また、SNSや登録しているサイトのIDやパスワードを家族に伝えておかなければ、永久に残ってしまいます。とくに月額課金などのサブスクリプションを利用している場合、銀行引落やクレジットカード決済にしていることが多く、家族が加入していることを知らなければ、死後も課金され続けてしまいます。
加入しているサイト名だけではなく、IDとパスワード、退会方法も情報として残しておくと残された家族は手続きがしやすくなります。現在は、さまざまなサービスを利用するためにアカウントの作成なども必要となります。普段使っていないようであれば解約や退会しておくことをおすすめします。

まとめ

家族とデータを共有する方法や、どんな情報を何のために残すべきかを紹介してきました。自分自身の情報などは、終活として残された家族のためにデータを残しておくことが目的となるものの、自分自身を振り返る意味や、自分の身の回りの情報を整理するためにも活用ができるため、定期的に情報の更新をすると良いでしょう。
とくにオンライン相続支援サービス「サラス」は、家族に残すべき情報を無料で活用でき、共有することも可能なため、おすすめのサービスとなります。