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不動産売却やリバースモゲージとリースバックについて解説

「自分の人生の最期をより良い形で終えたい」 

そう考えたとき、身の回りの整理、財産相続など、一体どれだけの準備が必要になるのでしょうか。 

いざ自分の死と向き合って考えた時、自分の理想とするエンディングは、年齢や性別、家族の有無など環境が違えば様々。理想に近づけようとすればするほど課題が増え、頭を抱えてしまうなんて方も少なくありません。 

特に遺産の中でも悩ましいもののひとつが『持ち家の整理』です。 

「自分が亡くなった後、相続する人がいない」 

「実家を離れた子供に家を相続させるのも…」 

終活プランを立てる上で、このような悩みに直面する方も多いのではないでしょうか。不動産は、売却や賃貸、生前贈与など様々な選択肢が用意されている資産です。しかし、相続人がいないケースや、いざ相続するにも分散することができない資産であるため、相続人間でトラブルに発展するケースも多く聞かれます。 

少しでも不安を抱えられる方にはぜひ!『不動産売却』をご検討頂くことをオススメします。 

ここでは、なぜ不動産売却が勧められるのか、生前に行うべき準備から失敗しない為のポイントまで解説していきたいと思います。 

亡くなった後の空き家問題…不動産売却とは? 

近年、生涯独身を貫く人たち、いわゆるおひとり様が増加したことにとで、持ち家を相続する相手が見つからないまま亡くなる高齢者の空き家が深刻な社会問題になっています。 

また、子供の自立が当たり前となった昨今、相続するにも相続税や固定資産税の負荷、建物の管理問題が付きまとってきます。 

このような背景から、近頃では相続トラブルの回避はもちろん、何かと切り詰めないといけない老後の貯蓄問題など様々な理由で不動産売却を選択する人が多くなっているのです。 

不動産売却をすすめるための手順とは? 

いざ売却を考えるにも、今現在住んでいる住居となれば、いつを売却日とすべきなのか、タイミングが難しいところですよね。 

ご高齢であれば老人ホームなどの施設に入居されるタイミングを選ばれる方もいらっしゃいますが、まだ元気なうちに賃貸を借りて住もうと考える場合、直面する課題はたくさんあります。それは、賃貸に入居するためには年齢や安定した職業、保証人など一定の審査基準が設けられているからです。 

そんな選択に不安を抱えられる方もご安心ください!実は、売却後も自宅に住み続けられる方法が存在します。それが、 

「リバースモゲージ」と「リースバック」です。 

リバースモゲージとは 

リバースモゲージとは、自宅を手放すことなくその資産を担保にそこに住み続けながら融資を受ける金融商品です。契約中は利息だけ。元本は契約者が亡くなった後、自宅を売却して返済するので支出の負担も少なく、自宅に住みながらも現金を確保できるメリットがあります。 

リースバックとは 

リースバックとは、持ち家の賃貸借契約を結び、売却後も賃貸として住み続けられる仕組みです。高齢となっての引越しは、体力的にも大変なものですが、住み慣れた今の住まいのまま賃貸として住むことができるメリットがあります。また、現金化することでまとまった資金を得られるため、何かと切り詰めないといけない老後の資金の確保や、亡くなった後、家族に相続することも可能になります。 

不動産整理は直面する課題が多い資産ですが、これらを上手く活用できれば、住み慣れた今の家を変えることなく、資産整理を行うことが可能になります。まずは、取り扱う不動産会社や金融機関に相談し、自分に合った不動産生理を終活プランに入れて考えてみてはいかがでしょうか。 

不動産売却で失敗しないために! 

不動産は現金とは違い分散することが難しい資産です。自分は大丈夫と思っていても実は後々トラブルに発展してしまったという悲しいケースも。しかし、いざ不動産売却に踏み切ろうとするも、売るタイミングを誤れば「こんなはずじゃなかった」という事態になり兼ねません。事前に専門家へご相談のうえ、ご自身で不動産の価値を把握しておく事、また家族会議など話し合いの機会を設けることが非常に重要です。 

誰もに訪れる人生の最期。最高の形で終えれるように、今からしっかり考え、準備を始めてみてはいかがでしょうか。