大切な家族・パートナー、友人を守るため、自分の財産を守るため、そして自分の意思に沿った相続を進めるためには生前の適切な備えが不可欠です。相続は自分ひとりで完結できない亡くなる方と残される方の共同作業です。自分の意思やメッセージ、自分の財産情報を託すことが大切です。
相続対策で大切なことは伝えること
財産目録やエンディングノートの作成、遺言書の執筆など「終活」を始めることは大切ですが、それらのデータや書類の存在・保管場所を家族やパートナーたち相続人が正しく把握していなければ自分の意思を反映した相続を実現することはできません。
そうです。相続対策で大切なことはご自身の意思表示であるエンディングノートや遺言書の存在と保管場所、相続対象となる財産が整理された財産目録の存在と保管場所を正しく「伝える」ことなのです。
情報を伝える相手は相続人だけでなく、弁護士や司法書士たち専門家も検討したいところです。いずれにしても「自分だけが知っている秘密」は誰にも発見されずに「永遠の秘密」のまま相続されないリスクがあるので念頭に入れて準備を進めましょう。
データ共有を有効活用する
オンライン相続支援サービス「サラス」で相続対策を行う場合はデータ共有機能を活用することをお勧めします。
データ共有機能は利用者が入力した情報を任意のユーザと共有する機能です。つまり、利用者とまったく同じ画面を家族やパートナーと共有することができるのです。作成した財産目録やエンディングノート、オンラインで作成した遺言書も閲覧できるようになるため、相続実務を任せたい人と共有しておけばあなたの意思を正しく伝えることが可能です。
データ共有は複数のユーザに対応しているので、配偶者、子ども、弁護士3人と共有することもできます。
また不正ログインを防止する十分なセキュリティ対策が施されているため、サラスを利用する場合は積極的に利用を検討しましょう。
データ共有の設定方法
メニュー内にあるデータ共有ボタンからデータ共有を開始することができます。
共有したい人のショートメッセージもしくはメールアドレスを指定するだけで利用者の作業は完了です。
共有者は受信したメッセージからサラスに登録することで利用者の画面を閲覧できるようになります。共有者ができるのは閲覧だけで情報入力や変更はできないので、データ改ざんの心配もありません。
ダウンロード機能を有効活用する
アカウント共有機能以外の方法として、ダウンロード機能を使うことも検討しましょう。サラスでは財産目録をPDF出力してダウンロードする機能、遺言書をPDF出力してダウンロードする機能が用意されています。ダウンロードしたデータファイルを相続人と共有することで相続のリスクが低減するのでデータ共有機能と併用することをお勧めします。 ダウンロードしたデータを印刷しておくとより確実です。
相続対策はデータを整理すること、意思表示すること、意思を伝えること。この3つが大切です。ぜひ「伝える」ことを忘れずにあんしん・かんたんな相続対策を進めてください。