家族が勤めている企業の社名は知っていても、連絡先までは知らないという方は多いのではないでしょうか。
もし亡くなった時に、遺族は故人が勤めていた会社に訃報を伝えることになります。
また死亡時以外にも、病気や事故、災害などの非常事態に連絡先がわかっていた方が安心です。
万が一に備えて、会社関係者の連絡先を家族に伝えておきましょう。
家族に伝えておきべき会社関係の連絡先
最低限、会社の代表電話番号があれば何とかなりますが、人事部の直通番号があれば尚よいでしょう。
また、所属部署名や、直属の上司の名前もわかれば連絡がスムーズです。
・会社名
・住所
・電話番号
・所属部署や人事部の直通番号
・所属部署名
・所属部署の上司の名前
家族が会社に連絡をするケース
・本人が連絡できない場合の代理
・災害などの非常事態
・亡くなった際の訃報
病気で突然倒れたり、事故によって病院に搬送されたり、本人が意識不明や身動きが取れない状態になった場合に、欠勤などの勤怠について家族が会社に連絡をすることが考えられます。
「元気だから大丈夫」と過信せず、周りに迷惑がかからないように備えておきましょう。
亡くなった際に遺族が会社と連絡をとるケース
もし亡くなった場合、勤めていた会社に遺族が訃報を伝えます。
その後、葬儀やお悔やみ、会社の手続きについてやり取りすることが出てくる場合があります。
訃報・葬儀について
故人が亡くなったことを知らせるとともに、葬儀や告別式の日時・場所を伝えます。
もし家族葬を執り行なう場合は、家族や親族以外の人の参列を辞退する旨を伝えます。
会社側から供花・弔電・香典を手配するという申し出を受ける場合もあるでしょう。
故人の退職手続き
本人が死亡した場合、退職手続きがとられます。
退職によって遺族への影響が考えられるものは、以下の3つです。
・健康保険・厚生年金保険の被保険者資格の喪失
・給与
・死亡退職金
死亡によって故人の口座は凍結されるため、給与や退職金などは、相続人となる遺族の口座に振り込みをしてもらうか、直接受け取ることになります。
家族や会社のために、仕事関係の連絡先を家族に伝えておきましょう
家族が会社に連絡をする状況というのは、本人に何かが起こった時です。
万が一に備えて、会社関係者の連絡先を家族に伝えておいてください。
念のための準備をしておくだけで、心細い気持ちのご家族が慌てずに行動できるようになるでしょう。