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会社や仕事関係の連絡先を伝えよう 重要な理由と上手にこなす方法

終活を始めたいと思っている方や興味をお持ちの方は、具体的にどのような準備をおこなえば良いのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

終活には「身の回りの整理」や「葬儀やお墓の準備」「お金の終活」などがあります。
今回はそのなかでも忘れがちな、会社や仕事関係の連絡先を伝えることについてご紹介します。

家族に仕事関係の連絡先を伝えておこう

終活は仕事を退職してから始めると考えている方も多く、会社や仕事関係の連絡先を伝えることを想定していない場合もあるかも知れません。

しかし現役世代の方はもちろん、事業主の方など定年のない仕事に就いている方も多くいるため、終活で会社や仕事関係の連絡先を伝えることが必要です。

会社や仕事関係の連絡先を伝える重要性は大きく分けて3つあります。

会社や取引先に迷惑をかけないため

現役世代の方や事業主の方の場合、万が一のことがあったときには家族が本人に代わって会社に連絡をする必要があるでしょう。
連絡がなければ業務に穴を開けてしまったり、心配をかけたりしてしまいます。

また、事業主の場合でも取引先など仕事関係の方に連絡をしなければ迷惑をかけてしまうことも考えられるため、できるだけ早く連絡してもらえるように家族に伝えておくことが重要です。

家族に負担をかけないため

会社や仕事関係の連絡先を伝えるのは家族に負担をかけないためでもあります。
突然の入院や葬儀で慌ただしいなか、会社や取引先などの連絡先を調べたり、問い合わせに対応したりするのは大きな負担です。
終活に限らず、日頃から会社の連絡先を伝えておくと良いでしょう。

思わぬリスクを回避するため

万が一のときに会社や仕事関係の方に連絡をしないことで思わぬトラブルや損害が発生することがあります。
仕事に穴が開いてしまったり、取引ができなくなったりするなどのリスクを防ぐためにも家族に万が一のときの連絡先を伝えておくのは重要といえるでしょう。

仕事関係の連絡先を伝える方法

家族が万が一のときに困らないように、会社や仕事関係の連絡先を伝えるにはどのように進めていけば良いのでしょうか。
連絡先を家族に伝えるには3つの手順で進めていくのがおすすめです。

連絡先を洗い出して一覧にまとめる

まずは連絡が必要と考えられる会社や仕事関係の連絡先を洗い出します。
そのなかから、特に重要な連絡先を絞って優先順位をつけていきましょう。
全ての仕事関係者に連絡するのは家族の負担が大きくなってしまうので、同一会社内に重複して連絡しないようにするのもポイントです。

連絡先の一覧表を完成させる

連絡先を絞って優先順位をつけたら、一覧表を完成させます。
一覧表には「会社名(取引先名)」「関係性」「担当者名」「電話番号」などを記載しましょう。
このとき名刺があれば一緒に保管しておくのもおすすめです。
またエンディングノートなどに記載する場合は、友人などと混同しないように「会社・仕事関係」とタグをつけて分けておくと分かりやすいでしょう。

家族に一覧表の保管場所を伝える

一覧表が完成したら家族に一覧表について簡単に説明しておきます。
作成した一覧表は大事に保管し、家族に保管場所を伝えることも忘れずにおこないましょう。

仕事関係の連絡先を伝えるときに気をつけること

事業主の方や会社の役職によっては、自分の代理を任せる人へ連絡をしなければいけないケースも出てくることが考えられます。
そのような場合も想定して連絡先の一覧表に家族が分かるように備考として残しておき、代理を任せる方にも事前に伝えておくとスムーズに話が進むでしょう。

まとめ

終活は引退した世代の方だけが考えることではありません。
現役世代の方や、お仕事を続けている方にとっても、万が一のために準備することは大切なことといえるでしょう。

まずは会社や仕事関係の方の連絡先を洗い出すところから始めてみてはいかがでしょうか。
この機会に終活をおこない、安心して仕事や人生を楽しみましょう。