金融資産の相続対策を怠ることで起こりうる問題とは
口座名義人が亡くなられた場合、遺族や遺言執行者等が預金の相続（払戻し等）の手続を行う必要があります。 この際、口座名義人が相続対策を生前行っていれば良いのですが、行っていなかった場合手続きはかなり大変なものとなります。
例えば、遺言書を作成していなかった場合、まず遺産分割協議を関係者を集めて行い、配分を決めなければなりません。その後法的効力を持たせるために相続対象者全員の印鑑証明書が必要となります。 全員が納得しなければならないため、スムーズに進んでも３ヶ月程度、遺産争いになった場合数年程度かかる可能性もあります。 さらに口座名義人がネットバンクで資産を管理していた場合は要注意です。 ネットバンクは通帳などないため資産が存在していたかどうかすら、相続時に気付けないケースがあるようです。相続後に何かしらのきっかけ（通常は銀行からのDMやメールなどによって知るケースが多いです。) で資産があることが判明したら、この分の相続は当然やり直しとなります。そして、再度行わなければならなくなるため、非常に面倒なものとなります。
金融資産の具体的な相続対策
では金融資産をトラブルなくスムーズに行うにはどのような対策が必要なのでしょうか。
まずは財産目録を作成し、金融資産をそこにしっかり登録しておくべきです。そうすることで、所有財産が明確になり分割されるべき財産がすぐにわかります。特にネットバンクのようなオンライン上だけで管理している財産にはこのやり方が効果的です。 そして作成後は遺言書を作成することお奨めします。作成することでそれに沿って相続を行えば良いためスムーズな相続が可能となります。
また相続税申告は遺言書に従って行えば良いため税金面でも手間をかけずに行えます。
しかし、財産目録や遺言書の作成が必要と言われてもどのように行えば良いか戸惑う人は多いでしょう。 そんな時お奨めなのが相続支援サービス「サラス」の財産目録機能です。
「サラス」の財産目録機能とは
「サラス」の財産目録機能を使えば、金融資産が手軽に登録できます。 また登録後データ共有すれば、他のユーザーにも自分の財産情報を共有できます。
それでは、実際に登録手順を見てみましょう。
まずは写真もしくは添付ファイルから画像をアップロードします。
アップロード後、読み取り機能を使い財産詳細を記載します。
たったこの2ステップだけで財産登録は可能です。 そして登録後には、登録資産をグラフで一覧化でき、PDFでダウンロードして印刷することもできます。ここから遺言書の作成もサービス内で行えるのですが、その詳細はまた他の記事で書かせていただければと思います。
「サラス」できちんと財産目録と遺言書の作成をしておくだけで円滑な相続対策が可能となります。 相続は事前に対策をしておかないと、手続きがかなり大変なものとなります。 「サラス」の便利な財産目録機能を使って、手軽にかつ万全な相続対策を今日から始めましょう!
