「亡くなった父が証券会社にたくさんの株を持っていたみたいだけど、どうしよう!」
「証券会社から亡くなった父宛に郵便が来てるけど、よくわからない!」
など、元々株を持っていない人や、証券会社に口座を持っていない人が相続しようと思っても、何から手をつけていいのかわかりませんよね。
故人(被相続人)が持っていた証券会社を知っていれば、手続きをして自分(相続人)名義の口座を開設すると、簡単に相続することができます。まずは、口座開設からはじめてみましょう!
なぜ故人と同じ証券会社に口座開設するのか?
証券会社の口座の場合、故人(被相続人)が持っている口座そのものを自分(相続人)の名義に変更することはできません。したがって、故人(被相続人)と同じ証券会社に自分(相続人)の口座を開設することが必要です。
1.故人(被相続人)が持っていた株や投資信託はすべて相続財産となります。ただし、故人(被相続人)名義のままでは売買や換金することができません。この場合は以下の手順を踏んでください。
2.故人(被相続人)がどこの証券会社に株等を所有しているのかを確認する
3.故人(被相続人)と同じ証券会社に口座を開設
4.口座と必要書類を揃えて証券会社に提出
5.不備がなければ、故人(被相続人)名義の株等が自分(相続人)名義に変更される
6.自分(相続人)名義で自分(相続人)の証券口座に振り込まれる
これで、故人(被相続人)宛の通知なども自分(相続人)宛に届くようになります。もちろん配当金なども受け取ることが可能です!
はじめてでも簡単!まずは口座開設!
「実際に口座を開設する方法が知りたい!」
「私でもできるかな…?」
そう思っている人のために、3ステップで簡単に口座を開設する方法をお教えします。ぜひ参考にしてみてください。
1.ステップ1:申込書を手に入れよう!
証券会社の店舗窓口で口座開設申込書を申請してください。もちろんインターネットや電話での請求も可能です。
2.ステップ2:申込書と必要書類を郵送しよう!
口座申請申込書を手に入れたら、必要事項を記入して下さい。必要書類を揃えたら、証券会社に郵送で送りましょう。必要書類は以下に記載する4つです。
・マイナンバー(個人番号)確認書類
・本人確認書類(運転免許書・各種健康保険書・各種年金手帳・パスポート等)
・印鑑
・金融機関口座
3.ステップ3:手続き完了!
提出書類に不備がなければ、1週間程度で口座開設の通知が届きます。これで口座開設完了です。
口座開設するときに失敗しないために
口座開設するためには、簡単な審査に通る必要があります。1回で審査に通り、口座開設をスムーズに行うためのポイントを紹介します。
1.申込書はきちんと書き、書類はすべて揃えよう!
口座開設するときによくある失敗が、申込書に必要事項が書かれていなかったり、必要な書類がすべて揃っていないことです。郵送する前に必ず確認して、不備がないようにしましょう。
2.日本国内に住んでいますか?
日本国内の証券口座を開設しようとするときは、日本国内に住んでいることが条件になることが多いです。海外在住だと口座開設するのは難しいでしょう。
3.反社会勢力や暴力団に所属していませんか?
反社会勢力であると判明すれば、口座開設ができません。隠して開設することができたとしても、わかった時点で口座が解約になります。
4.本人が申し込んでいますか?
本人による口座開設以外は受け付けていません。必ず本人が申し込みましょう。
今すぐ口座を開設しよう!
故人(被相続人)から相続できる株や投資信託を持っている人は、今すぐ故人(被相続人)と同じ証券会社の口座を開設しましょう。口座を開設することが、相続の第一歩です。